田中 実（茨木 良介）　たなか みのる（いばらぎ りょうすけ）

　1945年、兵庫県生まれ。関西学院大学卒業後、建材メーカーに入社。
　サラリーマンとして営業マンの仕事に没頭するかたわら、アパート・マンション経営に情熱を燃やし、マンション経営コンサルタントとしても活躍。
実体験から不動産実践教育を20年以上も行っている。日本における「サラリーマン不動産投資家」のカリスマ第一人者。
日本財託において、セミナー講師として活躍した実績を持つ。

著書に『実録！サラリーマンのままで金持ち大家さんになる方法』（e-book）、『サラリーマンのままで金持ち大家になる』（リム出版）、『サバイバル時代の資産形成指南塾』（日経ホーム出版社）、『実践！ワンルームマンション経営入門』（ビジネス社）がある。

●趣味
　私の趣味は、ターゲットバードゴルフ、昆虫採集、おいしいものの食べ歩き、旅行、アパート・マンション経営などです。昆虫採集では、約１０００匹の蝶、トンボを採集しました。自慢の蝶に、ナガサキアゲハ、ギフチョウ、アサギマダラなどがあります。
おいしいもの食べ歩きは、料理の鉄人のお店食べ歩きなどいいですね。旅行は、世界遺産めぐり、例えばアメリカ西海岸、スペイン、エジプトなどがあります。アパート・マンション経営は東京首都圏投資です。

●サラリーマン田中実「2016年3月、ついに借金全額返済、中金持ちへ」
　私は、サラリーマンとして４０才のときに、東京から大阪、九州・札幌へと全国に広がる不動産バブルを予測しました。この不動産バブルの波に乗れば、一躍億単位の資産を作ることができるのではないかと思ったのです。
そのため、まず東京（城西地区）のワンルームマンションを６戸購入し、その６つのワンルームマンションを担保にして、大阪ファミリーマンション・札幌アパート、浦和アパートと買い増しを進めました。購入資金はほとんど都市銀行からの借金です。もともとのお金は、東京のワンルームマンションを購入した頭金２９０万円の自己資金です。結果、全国北の札幌から南の九州まで、アパート・マンション７４戸（約６億円、自己資金約２％・借入金約９８％）を購入いたしました。
　当時、「サラリーマンが資産１０億円を作った」といわれ話題になりました。そのころの私のスローガンは、「借金せよ。現金は持つな。不動産を買い続けよ。」でした。
但し不動産購入のポイントは、家賃から経費を差し引いたネット家賃の枠で、銀行の月々の返済金を決めるというやり方です。バブルがはじけても、不動産を持ちこたえたゆえんです。
　バブルがはじけて、不動産価格・家賃も下落してきました。銀行に金利をドンドン負けてもらう交渉を熱心にしました。そして、私は、一転、「スリム化なくして資産の拡大なし」のスローガンのもと、借金の返済に全力投入をしました。この２０年間に借金は、最初の１０年間は金利返済がほとんどでした。後の１０年で元本の返済です。
　2016年3月末、ついにアパート、マンション経営（不動産賃貸業）の銀行借り入れを全額返済し、「中金持ち（月々自由になるお金100万円）」、「ゆとり生活」に入りました。
これからは、「90歳以上100歳の長寿」を目指して、「生きがい」、「健康」、「お金」に頑張りたいと思います。いよいよ自由自財」、「悠遊自適」の実践です。
　私の失敗は、当時、地方都市の高利回りアパートに投資したことです。あまり「うまい話、儲かる話」に乗らないようにしましょう。バブルが崩壊した時、購入した札幌アパート４棟（３２戸）の家賃（月約４万円）が半分の約２万円に落ち込んできました。そのため、空室になるのを避けるため、入居者の皆さんに、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などの設備品のリースシステムを導入することにしました。この内容を組み込み、札幌アパートの老朽化のもたらす修繕をせっせとやりました。結果、ともかくも現在４棟（３２戸）満室稼動で、空室はありません。これは私の頑張りの成果です。（笑）
私が、東京都心中古ワンルームマンションを進めるのは、これらの地方都市の高利回りアパート投資の失敗による反省からです。東京と「東京以外」の格差は埋めようがありません。今後も東京の一人勝ちが予測されます。東京は、毎日がお祭りなのです。昼、夜、夜夜、２４時間稼動します。
資産を作ろうと思うなら、「目をつぶって東京を買え」です。それも「東京１０キロ圏内の不動産」をおすすめします。そして、最寄り駅徒歩１０分以内の「価値ある場所」の、優良ゼネコンの「価値ある建物」の、長期修繕計画の整った「価値ある管理システム」の都心中古ワンルームマンションをおすすめします。今後とも皆様方のご活躍をお祈りします。頑張ってください。